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具体例

 

有料老人ホームを利用するにあたって、必要なのは入居金と月額利用料になります。

それぞれの具体的な金額と、注意事項、入居金と月額利用料の組合せでどのような料金プランがあるかを見ていきましょう。

 

01 入居金

入居一時金と表記してある場合もあります。表示事項の項目で利用料の支払い方法の表記が3種類に分かれていることを説明したと思いますが、その中で一時金方式を採用している場合は入居金が必要となります。逆に言うと、入居金が必要ない施設もあると言う事です。

入居金が必要な場合、多くは償却期間があり、退去時に償却期間を過ぎていない場合は、未償却分の返還が受けられます。

また入居金に関しては、90日間のクーリングオフ期間を設けるのと、入居金に対する保全措置を講じる必要があります。

 

現在の首都圏の入居金の相場は簡単にまとめますとこんな状況です。

東京都

都市部  1000万~2000万円程度

多摩地区及び下町地区  500万~1000万円程度

神奈川県

川崎、横浜地区  500万~1000万円程度

県央地区  300万~500万円程度

千葉

500万円程度

埼玉

300万円程度

 

また、最近では入居金0の施設も増えてきており、以前に比べ低価格帯の施設が多くなってきています。

 

02 月額利用料

入居金を支払って入居した後に、毎月の経費がかかります。

月額利用料は、管理費・食費などになります。

ここで気をつけなくてはいけないのが、パンフレットなどに表示されている月額利用料は必要最低限の料金で、プラスアルファの費用が必要になるということです。

それと、施設により記載されている料金の内容が異なる点も注意が必要です。

プラスアルファの料金として大きなものは介護費・医療費・介護用品代の3つです。

介護費は介護保険の一割負担のことで、介護度により異なります。医療費は、薬代や診察代などになります。介護用品代とは、オムツ代などになります。

この他にも、嗜好品やおこづかいなどもありますので、個人差はありますが月額利用料にプラス3万~5万程度の出費を見ておいたほうがいいでしょう。

もう一点の注意点としては、月額利用料に何が含まれるかです。

水道光熱費・洗濯代は特に確認が必要でしょう。

特に月額利用料の表示が安くなっているところは別料金で徴収する部分が大きくなりますので、注意が必要です。

月額利用料はランニングコストになるため、できるだけ安く抑えたいという方も多いかと思いますが、通常のマンションなどとは違い、食費や共有スペースの利用料などが入るため、15万円を下回る施設はまれだと思ったほうがいいでしょう。

現在の相場としては、パンフレットの表示金額ベースで東京都心部を除くと20万円前後が一般的となります。東京都心部では25万円程度になります。逆に埼玉・千葉・神奈川でも交通の便が不便な場所などでは、15万円程度が相場となります。

 

03 料金プラン

料金プランとは、入居金が○○万円に対し、月額利用料が○○万円といったものですが、1施設で何種類かプランがあり、選べるようになっているケースもあります。

入居金の項目で入居金0の施設も増えてきているといいましたが、その理由として料金プランの多様化があげられます。

昔は、料金プランを選べるというところは少なかったのですが、入居する側の経済事情も様々な為、最初に多く払って月額利用料を下げたいやランニングコストは多少高くても初期費用を抑えたいなど要望が多様化してきたため、料金プランも多様化してきました。

現在のトレンドとしては、入居金0プランを持つ施設が増えてきています。

ただ、入居金を0にすると、その分月額利用料に上乗せされるため、利用期間が長くなるにつれ経済的負担は大きくなります。

例えば

プランA  入居金 500万円  月額 20万円

プランB  入居金 0円  月額 35万円

上記のように2つの料金プランを持つ場合、3年利用するとプランAの方が総額の支払いは安くなります。

 

また

プランA  入居金 1000万円  月額 15万円

プランB  入居金 500万円  月額 20万円

プランC  入居金 0円  月額 35万円

などのように、月額利用料の負担を少なくするプランを持っているホームもあり、こちらの方が更に経済的だったりします。

 

それでは、料金プランは何を基準に選べばいいのでしょうか。

一つの目安となるのが、平均余命です。

日本人の平均寿命 男78.5 女85.5 というのは、0歳児から見た平均余命になります。

しかし、60歳の平均余命は 男22年 女27.5年 となり、60歳現在生存してる方を対象に見ると、平均寿命より長く生きる可能性が高くなってきます。

まだお元気な方は特に、こういったことを考慮して長く利用しても余裕を持てるプランで選んでいったほうがいいでしょう。

逆に、超高齢であったり、ガンや難病などで余命が宣告されているなどの場合は、入居金0プランを選ぶ方が多くなります。

    
有料老人ホーム
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